2010年12月28日火曜日

ただいま帰省中

12/25に新幹線と高速バスを乗り継いで、徳島に帰省。

なぜ新幹線か?というと、今回はバイオリンを持って帰ったから。
飛行機だと、バイオリンの機内持ち込みでごたごたするし。J○Lのあほめ。

さて、最近のK浜の出来事を2つ。
まず、宿舎の風呂が完成!!
ついに、自分の部屋で王侯貴族の入浴が可能になったのだ。
苦節1年半。
涙、涙…













もう一つ、宿舎でそば米汁(もどき)を作った。
そば米汁は徳島の食べ物だ。
すまし汁に菜っ葉と鶏肉、にんじん、椎茸などと一緒に、炊いたそば米が入っているのが特徴である。
そば米というのは、いわゆるあの長ーい「そば」の材料である穀物。
そば米は、徳島ではスーパーなどでフツーに売っている食材だが、当然神奈川県には見あたらない。
以前に、妻に「そば米汁が食べたい」と連絡したら、フリーズドライそば米汁を郵送してくれた。
これが、めっぽう「まずい」のだ。
で、今回「そば米」自体を手に入れて、根本的にそば米汁を作ってみたというわけ。

で、これがスチームケースで炊いたそば米。
電子レンジでチンだから、いとも簡単。











そして、以前に炊いて冷凍保存してあった「大根とにんじんの炊いたの(?)」に、そば米と鶏肉を投入して作ったのが、この「そば米汁もどき」。
これが、結構いける。
フリーズドライそば米なんか、足元にも及ばないおいしさなのだ。










最後に、帰りの新幹線から見た富士山
来年が良い年でありますように。

2010年12月19日日曜日

何を教えるか?を考える

徳島の幼稚園および小学校でコンサルテーションを行った。

コンサルテーションの感想。
別にデータをとって比較したわけではないけれど、
知的障害特別支援学校の教員と、通常小学校の教員の違いは、
子どもに何を教えたらいいのか?
を考える回数ではないか?

上の感想の理由
知的障害特別支援学校の場合
同じ年齢の子どもでも発達段階はバラバラでだから、教えるべき内容は子どもごとに違う。
当然、教科書も指導書もない。
学習指導要領も「具体的な指導内容は個別に設定する」と書いてある。
だから教員は「何を教えるべきか?」を常に考え続ける。
小学校の場合
同じ年齢の子はほぼ発達段階がそろっている(と見なしている、最近はこの前提が崩れているように思うけど)から、
教えるべき内容は皆同じ(と見なしている、同様に最近崩壊しつつあるかも)。
教科書と指導書には、教えるべきことが詳細に書いてある。
学習指導要領にも、具体的な指導目標(指導内容という曖昧な表現なのが気に入らないけど)が書いてある。
だから、教員は「何を教えるべきか?」を考える必要がほとんどないように思う。

コンサルテーションでわいた疑問。
小学校通常学級で、下学年の内容まで教えるような習熟度別グループ編成による授業は可能なのか?

疑問がわいた理由。
小4年8名のクラスの割り算の授業を見た。
明らかに割り算の学習が難しい児童が1名。
一部できるけど難しい児童が1名。
できない原因は明らかで、九九が未習得、引き算のスピードが遅い、スモールステップや練習回数が他の子どもより明らかに多く必要。
子どもが何人か集まれば、理解のスピードや達成状況に差が出るのは自然の摂理。
九九は2年生で習得しておく課題だが、4年生でも不十分な場合、算数で落ちこぼれていくのは必至。
一部の子どもに、割り算より九九をトレーニングすべきなのは明らか。

小学校に必要だと思ったもの
子どもが「わかった」「僕にもできた」と思う回数を保証するシステム。
例)田中さんのやった放課後クラブのような取り組み

私塾(今でいうと学習塾)には、このような事のヒントがあるような気がする。
しかし、私塾に頼ると経済格差が教育に影響を与える。
今は、まさにこの状態。

2010年11月29日月曜日

「わかりません」と言うこと

最近,知的障害特別支援学校OBによるミュージカル公演に参加した。
この団体は,研Q所のK先生がライフワークとして携わっているものだ。
とてもすばらしい活動で,20~30代の知的障害のある人たちが,保護者や支援者に支えられながらミュージカルの舞台を作り上げる。
私も,昨年から数度の公演に参加している。

知的障害も決して軽度な人ばかりでなく,たぶん中度,中には重度に分類される人もいるかもしれない。
メインキャストをつとめる人たちは,しゃべれたり歌えたり演技できたりする軽度の人が中心なのだけど。
今回の話は,ミュージカルの練習で感じた疑問について。

指揮をするのはH先生。長年このミュージカルに携わっているプロの指揮者の方。
でも,当たり前だが,決して特別支援教育の専門家ではない。
練習の時には,うまくいかないことがたくさん出てくる。
それは,音楽的なことだったり,演技上のことだったりする。

H先生は,専門家の我々でも驚くほど,知的障害の青年たちにわかる教え方を工夫して伝えようとしている。
しかし,残念ながら,その工夫は必ずしも成功するわけではない。
H先生の努力にもかかわらず,
青年たちはなんべん練習しても,同じところでつっかえたりする。
H先生は,本当に根気よく教える。
そして,最後に必ず「わかった?」と尋ねる。
そして,当事者の青年たちは必ず「はい」と答える。

この「はい」が,とっても疑問。
「この人,絶対わかってないはず。」
直感的にそう感じる。
たぶん,特別支援学校の教員だったら,みんな同様に感じるだろう。
案の定,指示された部分は全然改善されない。

「わかった?」と訊かれてもわからない時,
無言であったり,首をかしげたり,困った顔をするのが普通の反応だと思う。
さすがに「わかりません」とはっきり言える人は,少ないと思う。
けど,あの青年たちは,わからないはずなのに,何故「はい」と言ってしまうのだろう?

A:「わかった」と訊かれた時,(実はわからない)
B:「はい」
C:?(↑)

という強化随伴性が推定され,このウラに,

A:「わかった」と訊かれた時,(実はわからない)
B:困った顔をして,首をかしげる
C:?(↓)

という弱化随伴性も推定される。
こう考えると我々の身の回りにも,よく似たABCがある。

A:「何か質問がありますか?」と訊かれた時,(実は質問がある)
B:挙手する
C:?(↓)

「?」には,いろんな事柄が入りそうだ。
「?」に当てはまりそうな事柄をできるだけたくさん書き出すと,
学校教育で中軽度の知的障害の人たちに「教えるべきこと」や「教え方」が見つかるかもしれない。
最近,考えさせられたことでした。
つづく

2010年11月23日火曜日

お風呂の工事中!

わー,ひさしぶりじゃ。

ブログ書くの。

同僚のKさんから「ブログ再開しないんですか?」といわれて,
「うーん,待っている人がいるんだったら,書かねばなるまい」
と思い,書いている。
人間は「思う」から「する」のではない。
とは思いつつも,
やっぱり「思う」ことが先行条件と
なって行動を制御していることも多いんだな。これが。

さて,他人にはどうでも良いことでも,当事者にとっては切実な問題を取り上げてみよう。
以前に,さんざん
MK省宿舎の劣悪な風呂について書いた。
そのあまりの劣悪さに,うちんくの家族が宿舎を訪ねてきても,誰1人ここの風呂に入らなかったほどである。
しかし,慣れっちゅうんは恐ろしいもんで,最近は「ふんふん♪」なんて鼻歌を歌いながら入浴できるまでになっていたのだ。

ところが。
わが風呂に,春がやってきた。
なんと
MK省が重い腰を上げて,MK省宿舎2号棟の劣悪な入浴設備の改善に乗り出したのである。
風呂の改修工事が始まったのだ。

で,今は,
こんなことになってしまった。
風呂桶も,ボイラーも,なーんもなくなって,天井すらない。
工期は3週間あまり。
当然,その間風呂には入れない。おまけに洗濯も出来ない。
春の前には,
当然冬があったのだ。

哀れな風呂&洗濯難民の窮状を救うため,MK省と研Q所総務課契約係の人々が,既に工事が終了している宿舎の空き部屋を割り当ててくれた。
ワシは,同じ棟の3階の部屋が割り当てになった。
そこは,既に工事が終了しているので,天国のような風呂が待っているのだ。



そしてこれが天国。
なんと素晴らしい。
湯船で体が
伸ばせるのだ(今までは五右衛門風呂みたいな湯船だった)。
さらに自動でお湯はりしたり,保温したりする機能が備わっているのだ。
さらにさらに,この機械はしゃべるのだ!
「お湯はりをします」
「設定温度を43度に変更しました」
なんと素晴らしい。
パラダイスではないか!









借り風呂,初日。
いそいそ3階に上がって,入浴。
「うひゃー。きもちえー!!」
「床がタイル張りじゃっ!!王侯貴族じゃっ!!」
(今までは,コンクリート打ちっ放しだった。涙)

調子よく体を洗い,ざばーっとお湯を流していると
「あれ?」
なんか,排水がおかしい。
何となく,流れてない感じ…

で,ぴっかぴかの排水溝のフタを挙げてみると,
「こんにちはー,おひさしぶりでーす!」
とばかりに,わん型トラップが出現。
しっかり,詰まっている。
お湯,流れず…
わん型トラップわんの逆襲。
全ての道は,わん型トラップわんに通ず。
やられた。

2010年8月1日日曜日

徳島ABA研サマスク初級終了!&論文!!

先週の金、土曜日と、徳島ABA研究会の応用行動分析学サマースクール初級コースに参加してきました。

徳島県と全国各地から40名の参加者を集めて、2日間たっぷりの研修でした。
会員の私が言うのもナンですが、
「ごくふつうの教員が、専門的な応用行動分析学の知識や技術を含む研修プログラムの講師を努めて、熱心な参加者にかなり満足度の高い研修が提供できるサマースクールって、ごっつー(すげー)!!」
です。

しかし、これは魔法でもなんでもなく、
情報&ディスカッションの共有のためのWeb環境、
誰でも使える教材の整備、
誰でも運営できるマニュアル、
などの条件を整えたからできていること。

でもそれだけでなく、教員スタッフの大変な努力に支えられていることも事実。
「大変な努力を減らすこと」は、いつも夢見るのです。
でも、実現は結構難しい。

ただ、今回うれしかったのは、徳島ABA研究会スタッフの大変な努力は、
決して徒労ではなく、スタッフの専門性を非常に高めることに働いていることがわかったことでした。
その例。
参加者から、いろんな質問が付箋紙に書かれて、ボードに貼り付けられます。
そういうシステムをとっているから。
スタッフにとって、恐怖の付箋紙、と恐れられています。笑

「ABC分析の結果(C)につける矢印(↑や↓)は、どのように判断して書けばいいのですか?」
これ、普通の教員が答えられる問題じゃないですよね。
ところが担当スタッフは、
↑・↓は行動が増えているか、減っているかで記入しましょう。問題行動のABC分析は、普段の子どもの様子から推測することが多いです。しかし、実際に強化しているか、弱化しているかは記録をとって分析しないとわかりません。(↑)(↓)をつけることが重要ではなく、大切なことは、結果として起こる状況の変化を推測することです。まよったときは(?)をつけることもあります。
と、答えを考えました。
いい答えです。
「結果として起こる状況の変化を推測する」の辺りなんか、泣かせます。

あ、内輪褒めばっかりしてしまった。
ま、スタッフの皆様、参加者の皆様、本当によい研修会をありがとうございました。

さて、論文の結果
山下・向笠・松石(2009)は、米国で効果が実証されているADHDの子供のための夏期治療プログラム(STP)を日本で3年間にわたって再現実施し、参加児の行動改善のためのポイントシステムの獲得ポイント、保護者へのADHDや反抗挑戦性障害の評価尺度が、STP開始直前と終了後の比較において有意に改善していると述べている。

ほんでもって、「まだまだ論文」シリーズは、ちょっとお休みします。
再開は、8月末の予定です。

2010年7月25日日曜日

まだまだ論文!9

久しぶりの休み。
今日は、宿舎からほとんど出ず。
あっという間に日が暮れて、夕方6時。
外は、暑くて暑くて。
さて、結果。

山本・澁谷(2009)は、自閉性障害、注意欠陥/多動性障害、学習障害の3つの発達障害について応用行動分析学に基づく支援方法の研究成果を紹介し、さらにそれらの研究成果が公的な支援のガイドラインにどのように取り入れられたか、研究成果を個人に適用するための支援方法がどのように開発されたかについて概説している。

残る課題は「文献再検討」の1つだけなのだけど、
検討する文献が多いので、なかなか終わらない。
こつこつやるしかない。

来週は、徳島でサマースクール。
けど、一応〆切も設定しておこう。
まだまだ、
「発達障害における応用行動分析学の有効性」を示す文献の再検索と引用
をやります。
報告期限:2010年8/1(日)24:00

2010年7月19日月曜日

まだまだ論文8!3連休明けっす

前回の期限は、むちゃくちゃでした。
そもそも7/17は、日曜日ちゃうし。
日曜日は帰省していたので、
久しぶりに天水の練習に顔を出して、踊りまくっとったし。
おかげで今日は、筋肉痛。

さて、結果。
平澤(2009)は、米国においては公的機関や関係団体が発達障害者の行動問題に対して機能分析やPositive Behavioral Support(PBS)といった応用行動分析学に基づく支援方法を推奨していることを紹介し、メタアナリシスを用いた複数のレビュー論文において行動問題の低減や抑制に一定の効果があったと述べている。

次も、まだまだ
「発達障害における応用行動分析学の有効性」を示す文献の再検索と引用
に,取り組みます。
報告期限:2010年7/25(日)24:00

2010年7月11日日曜日

暑い!けど,まだまだ論文!その7

暑い。
今,日曜日の研Q所。
クーラー入りまへん。
研Q暑,だす。

今回のお題は,
「発達障害における応用行動分析学の有効性」を示す文献の再検索と引用

成果発表。
・行動分析学研究,23(1)<特集>エビデンスに基づいた発達障害支援の最先端」より,検討する5編の論文をリストアップした。
・若林(2009)を読み,近年の米国における研究の概観を基に,応用行動分析学を基にした発達障害者の障害者就労支援技法には多くのメリットがあり,まだ十分とはいえない面があるものの海外では研究が積み重ねられている,ことが分かった。

あつー。
もう,扇風機では限界。
次回も引き続き,
「発達障害における応用行動分析学の有効性」を示す文献の再検索と引用
に,取り組みます。
報告期限:2010年7/17(日)24:00

2010年7月3日土曜日

まだまだ論文!!その6

あちゃー。

オランダ×ブラジル戦を見ていて、かきこむのを忘れとった。
ちゃんと、タスクは達成しました。
新しく引用した文献3件。割愛した文献2件。
別の箇所への引用文献の発見1件。

明日、娘が上京してくるので、
それに備えて、金曜日に〆切を設定したのでした。
それにしても、目の離せん試合じゃ。

次は、
「発達障害における応用行動分析学の有効性」を示す文献の再検索と引用
を、やります。
期限は、7月10日(日)24:00

わーー!!。目を離している間に、オランダが2点めを入れた!
今日は、これでおしまい。
サッカー見ます。

2010年6月27日日曜日

まだまだ論文!!その5&指さし確認導入

さて、今日のタスクは
“気になる子ども”の文献を再検索と引用
でした。

結果
必要文献11個のうち、不要になったもの1個をのぞいて、10個。
そのうち、入手できたもの8個。未入手2個。
入手した8個のうち、6個を検討。
引用文献として採用したもの2個。不採用4個。

次は、
1.未入手の2個を入手する。
2.入手した2個と未検討の2個を検討する。
を、
2010年7月2日(金)24:00までに
やります。

「指さし確認導入」
最近、またまた、風呂の種火の消し忘れが見られるようになった。
湯船に湯をためなくなり、シャワーで済ませるようになったためだろう。

昨年から「種火消し忘れ」の解決策として、「体を洗い終わり湯オケをおく」という行動と「ボイラーのスイッチを消し、元栓を閉める」という行動を連鎖させるように仕組んできた。
これは、「湯船に湯をためている」間は有効であった。
ところが、ところが、
シャワーを使い始めると、当然「湯オケ」は使わない。
だから。
行動連鎖が切れちゃったわけである。
人間なんて、他愛ないもんじゃ。

単純に「洗い終わったシャワーを戻す」行動と「ボイラーのスイッチを消す」行動の連鎖を強化することも考えたが、結論はダメ。
なぜなら「シャワーを戻す」のは「洗い終わった」時だけに限らず、「洗っている途中」でも頻繁に戻すわけだから、弁別刺激として機能しないのである。
ここら辺ちょっと専門的。

で、京急の運転手さんがやっている「指さし確認」を導入することにした。
脱衣所に「指さし確認を忘れたあなたは、あほです」の張り紙をした。
A:やがて「あほ」の宣告の不安あり
B:指さし確認をする
C:「あほ」の宣告の不安なし(↑)
みたいなABCを期待しているわけだが、1人でやって果たして効果があるのかどうか?
消し忘れ回数の推移を見守りたい。

P.S.
ぎっくり腰は、緩やかに治りつつあります。
背中のできものも、同様。

2010年6月20日日曜日

腰が…&まだまだ論文!その4

右肩の後ろに腫れ物が出来てちくちく痛むので、それをかばいながら生活していると…。

なんと!今日の昼過ぎから、左の腰がプチぎっくり腰状態。
うーん。いたい。
左の腰は、10年前に運動会のダンスの練習で「ぎっくり腰」をやった、いわば古傷だ。
人間、1つバランスが崩れると、いろんなところに影響が出てくるもんだ。

さて、今日のタスクは
“気になる子ども”の文献を再検索と引用
文献がどこにあるかは、調べました。
11文献中10個は、すぐ手にはいることが分かった。
しかし、今日はここまで。
この先は、6/27(日)24:00に持ち越し。
降参。
腰が痛いっす。

明日から4日連続の都内仕事なので、今日は腰を治すことに専念する。
コルセット買おうかな。

2010年6月13日日曜日

(遙か徳島より)まだまだ論文!!その3&空豆詐欺

現在帰省中。
で、遙か徳島より結果報告。
>Fig3,4を廃し、図で表していたことを文章中に記述する。
できやんした。

さくさくっと次の約束。
6/20(日)24:00までに
“気になる子ども”の文献を再検索と引用
をやります。
タスクは残り後わずか。

後は無駄話。
タイトルは「空豆詐欺」
先週のことだが、イオンで「空豆」を買って塩ゆでにした。
最近スーパーの店頭で空豆がぎっしり入った袋を見ることが多くて、
「あれ、ゆでて、ビールをきゅっ!とやったら…」
などと、ずっと気になっていたのだ。
もちろん、これまでの生涯で「空豆をゆでたこと」は一度もない。

空豆の袋は、はち切れんばかりにぎっしり。
さぞかし大量の豆がゆであがるのだろう。
期待に夢ふくらませて、サヤをむく。

プチ。ベリリ。
??ありゃ??
1個しか豆入ってないやんけ。
プチ。ベリリ。
??なんじゃこりゃ??
豆入ってないやんけ。
…?。

巨大な空豆のサヤは、ほとんどの場合1個しか豆が入っていないのだ。
あまつさえ、全く豆の入っていないさやも珍しくない。
結果。
大量のサヤと、少量の豆をゲット。
ぎっしりの袋は、詐欺だったわけである。

豆をルクエスチームケースでチンする。
非常においしい。
ビールが進む。
詐欺の罪はあっさりと水に流そう。

2010年6月6日日曜日

まだまだ論文を書こう!その2

まず、結果報告。

>6/6(日)24:00までに,
>結果セクションの「(3)原因および解決策の正答率と誤答内容」の誤答の具体例を記述する。
出来ましてございます。

ついでに、
文章全体から不要な「、」をとる
という別の作業もやってしまった。
科学論文は節約性を重んじるので、
文章中の不要な読点は出来るだけ減らさなくてはならない。

教員系、MK省系の文章は、この辺のルールが全く逆だ。
めったやたらに「、」を打つ。
意味の切れ目が少しでもあると必ず打つ。
↓  ↓  ↓
意味の切れ目が、少しでもあると、必ず、打つ。
これは、これで、意味が、ある、のだ、ろう。

2種類の脳を、切り替えて使わなくてはいけない。

さて、次は。
6/13(日)24:00までに
Fig3,4を廃し、図で表していたことを文章中に記述する。

さあ、これから昼飯を食うぞ!
久里浜駅前の「十八番」という中華料理屋がおいしかったので、
これからそこに行くことにする。
んじゃ、またね。

2010年5月30日日曜日

まだまだ論文を書こう!その1

論文の校正作業は,師匠のコメントをもらって新たな段階に突入。

もうちょっとで終わり。
でも,ブログに頼らないと全然進まない。
なんと意志の弱いことか。
恥をかなぐり捨て,行動契約する。

6/6(日)24:00までに,
結果セクションの「(3)原因および解決策の正答率と誤答内容」の誤答の具体例を記述する。

P.S.
今年の宿舎は雨が多くて,じめじめしている。
昨年は1匹だったナメクジが,今年は3匹もいっぺんに「こんにちはー!」とお風呂の窓から入ってきた。
こっちも慣れたもので,
「はい!さようならー!!」って感じで,火箸ではさんで窓の外へポイ,ポイ。
慣れとは,恐ろしい。

2010年5月27日木曜日

TVKの「サクサク」にハマる。

テレビはほとんど見ないのだが、時々ハマってしまう番組がある。

TVK(=テレビ神奈川)で毎晩11:30~12:00に「サクサク」という番組をやっている。
最近、これにハマっている。

この番組で時々流れる「かながわ33市町村のアンソロジー それいけ! 怒涛のうたメドレー」
これがバカバカしくも、すばらしい。
神奈川県の市町村を、一つずつ取り上げて歌ったもの。
「小田原のうた」とか。
「湯河原のうた」とか。
「大井のうた」とか。

「小田原のうた」なんか、

 ♪小田原に住んでる人たちを……
  何て呼ぶか知ってるかい?
  知ってるかい?
  (中略)
  オダワラー! オダワラー! オダワラー!
  (HEY! HEY! HEY!)
  (後略)

である。
実際のオンエアを見ると、
画像、歌詞、音楽の取り合わせが絶妙で、
深夜にかかわらず、爆笑。

よそモンにとっては、小田原とか大井とか、
「ホーオ、神奈川県には、ほんな市町村があるんか?」
みたいな物珍しさもあり、
「神奈川県って、けっこう田舎!」
みたいな親しみも湧き、
異常に楽しめる。
CDとかでてないのかなあ。

この曲以外にも、
番組全体が怪しく手作りっぽい雰囲気で、
白井ヴィンセントという聞いたこともないようなミュージシャンと、
三原勇紀ちゃんが繰り広げる「出たとこ勝負」っぽいトークが、
まっことおもしろいぜよ。
メインMCの白井ヴィンセントに至っては、
画面に映っているのは、つばの広い山高帽みたいのなのをかぶったマペットである。
ふざけている。

地方にはこういう自主制作意欲の旺盛な、おもろいテレビ局がある。
関西ではサンTVとかテレビ和歌山とかが、ええ味出してました。
サンTVなんか、老人会のゲートボール大会みたいなのを延々とオンエアしとったっけ?
誰が見るんじゃ?ほんなもん。

サクサク」は、けっこう有名な番組のようで、
ハマっている人のことを「サクサカー」と呼ぶらしい。

2010年5月22日土曜日

おうちの人,いないの?

今でこそ単身赴任生活をしているが,長い間親と同居していた。

あんまり客の来る家ではなかったけれど,
それでも集金やら,セールスやら,いろんな客が来る。

客の応対は,もともと苦手である。
誰もいないので仕方なく応対にでると,
「おうちの人,誰かいますか?」
と,よく言われていた。
年端の行かぬ子どもなら当たり前だが,
30代の前半ぐらいまで言われていた気がする。
さすがに最近はなくなったけど。

たぶん若く見えるのだろう。
40前まで「学生さんですか?」と,言われていた(さすがに今はない)。
最近は,研Q協力者の偉い先生に「研Q研修員」と間違われることが,よくある。
うれしいような気もするが,困ったもんである。
何となく,頼りなく見えるのかも。
ま,もともと頼りないので,やぶさかではないのだけど。

全然違う話をする。
最近,うちんくのギョーカイは,
「○○者制度改革推進○議」の話題で持ちきりなのだ。
いきなり伏せ字が多いのは,
ギョーカイ関係者がこの話題に関して公的な見解を表明することが,
とてもとてもビミョーなことだからである。

で,その会議は,MK省のT別支援教育課を呼び出して,
「早くインクルージョンをやらなきゃダメでしょ!」
と,言っているワケだ。

インクルージョンはいいことだと思うけど,
たぶん会議の人たちは,話を持って行く先が間違っている。
T別支援教育課なんて,クニの教育体系の中では枝葉の先っぽの方なのだ。
子どもみたいなもんである。
小遣いなんか,1日100円あるかないかだ。
お金を持っている「おうちの人」に話をしないと,ダメなのだ。
「おうちの人,いないの?」
早く,きけばいいのに。

あ゛,ふだんは書かない仕事の話を,つい書いてしまった。

2010年5月18日火曜日

K急Wing号の正しい乗り方

例えば都内出張の帰り,お酒を飲んだとする。

よくある話だ。
品川のK急ホームにたどり着く。
ホームには,人がうじゃうじゃ。
当然,座って帰るのは無理だろうなあ。
「ああ,座って帰りたい」

こんなニーズの上に成立しているのが,K急Wing号である。
Wing号は「ほんの200円」払えば,
座席が約束された上に,
京急蒲田も川崎も横浜もパスできる特典付きの,
夢の電車である。

品川から蒲田までは自転車ぐらいのスピードしか出ないとか,
時々何の前触れもなく駅でもないところで止まっているとか,
そんな細かいことは言ってはいけない。
たかだか200円の追加料金である。
そのあまりのすばらしさに,正しい乗り方を書き留めておく。

1.都内でかなり飲む(必須)。
2.品川駅までたどり着く(必須:ここでないと乗れない)。
3.Wing号のチケット購入の列に並び,200円で購入する(必須:当たり前だ)。
4.Wing号のホームに行く(なんとホームが別である)。
5.売店で飲み物を買う(当然アルコール飲料。まだこの上に飲むつもりだ)。
6.駅員にWing号のチケットを渡して乗車する。
7.空席を探してどんどん歩く(二人席に1人でも座っていればそれはもはや空席ではない)。
8.ここぞ!という席に座る。
9.おもむろにアルコール飲料を開栓し飲む。
10.窓の桟が斜めになっているので飲料がおけないことに改めて気づく(JRではあり得ない)。
11.蒲田,川崎,特に横浜を通過する時には,ホームに立っている人を一瞥しつつ優越感に浸る(ここが200円!)。
12.金沢文庫で,矢も楯もたまらずトイレに行く(別に上大岡でもいいけど,とても損した気分になる)。
13.むなしく宿舎に帰る。

以上,ディープなWing号の乗り方でした。

2010年5月5日水曜日

ブログの設定をいろいろ変えてみる

googleのブログは,どの程度のカスタマイズが可能なのかいろいろ実験してみる。

徳島ABA研究会のHPをリニューアルする必要に迫られていて,ひょっとするとブログベースで情報提供することになるかもしれないからだ。
ブログは,情報の一覧性が低いのが難点。
長期間告知が必要な研修会情報などの提供に難がある。
この辺がどれぐらいクリアできるかが,工夫のしどころ。

2010年4月3日土曜日

「こすれば落ちる」風呂のカビ退治

最近,とみに風呂の排水の流れが悪くなってきた。


あー,そろそろ,あの「わん型トラップわん」
ひっぱりださんといかんなー。

そう,あの「わん型トラップわん」である。
なつかしー。
アレが,去年の5月だったから,
ほぼ1年間,排水はスムーズに流れたのだ。
ご苦労さん。

で,先ほど,掃除の儀を執り行った。
1年ぶりの,「わん」との対面である。
懐かしいけど,汚いので「いとおしさ」のようなモノは,全く感じない。

意外と,ゴミ的なものはあんまり溜まっていない。
しかし,なんか「歯石」みたいなもんが,付着している。
これが,あの赤さびの塊に成長するのかなあ?
などと考えつつ,
ガシガシと,火箸の先で付着物を剥落せしめる。
手順が分かっているので,あっという間に掃除終了。
ついでに,風呂場にはびこる「カビ」退治を敢行する。

自慢じゃないけど,うちの風呂はカビの宝庫だ。
各所にコロニーを形成して,生命力を誇示している。
はじめは気色悪かったけど,慣れとは恐ろしいもの。
奥田先生言うところの,
「うんこも,1回触るのは嫌やけど,30回触ると嫌でなくなる」
だ。

浴槽の縁や,プラスチックのカゴなどのコロニーにむけて,
「こすらず落とせるバスマジックリン」を,ばばばっと,振りかける。
さらに,「こすらず落とせる」は完全無視して,歯ブラシでガシガシこする。

「こすらず落とせる」といううたい文句を,はじめは殊勝にも信用していた。
テレビでよくやっている,
「しゅーっと振りかけて,洗剤の泡がすすーっと流れると,ほらっ!こんなにピカピカ!!」
みたいな,アレを信用していたのだ。
全部ウソである。

築40年にならんとするMK省宿舎のカビ群に,洗剤の泡を振りかけても,
表面をすーっと流れて,ほら!全く効果なし!!

しかし,こすれば落ちるのだ。
何年生えようが,たかがカビである。
人間様の力を,思い知れ!!
などと思いつつ,土曜の午前は過ぎていくのであった。

2010年3月29日月曜日

続「論文を書こう」その1

まだまだ続く。論文作成。


論文校正のためのタスクリスト
本文をワードファイルにする。
表題・所属の修正
和文要約の修正
「応用行動分析」→「応用行動分析学」一括変換
「1.問題と目的」の語句修正
“気になる子ども”の文献を再検索と引用
上記の文献から「障害理解の重要性を示したものを再引用
「発達障害における応用行動分析学の有効性」を示す文献の再検索と引用
「問題行動の原因と解決策の課題の説明と、従属変数」に関する記述
「方法」セクションの修正
「結果」セクションの修正
「考察」セクションの修正
図表をワードファイルし、アップする。

とりあえず、タスクリストのアップ。

2010年3月27日土曜日

宿舎は引っ越しブーム

今,MK省宿舎は,引っ越しブームだ。

毎日,でかいトラックが何台も停まって,家財道具を出したり入れたりしている。
おもえば1年前,ワシも家具を買ったりしとったなあ。

ま,この宿舎には,
全国の人々が集まってくるんだから。
ふと,「浮き草稼業」などという言葉を思い出す。

徳島の川には,よく「ホテイアオイ」というのが大発生していた。









ワシら,たまたまここに流れ着いて,コロニーを作って,
大水が出たら,どっかに流れていってしまうんだろな。
もうすぐ,事業仕分けもあるし。

研Q所の仕事は,一向に慣れないけど,
家事には,ばっちり慣れました。
洗濯なんか,結構マメにやる。
干すのは,8割がた部屋干し。
「ぶいーん」って乾燥機かけて,
ハイでき上がり。

宿舎には,部屋がいっぱいあるので,
物干し場兼,古紙置き場のための一室がある。
物理的構造化ってやつですな。

今日,ここに新たなアイテムが追加された。
じゃーん。
部屋干し用物干しセット。










早く使ってみたい。
なんか,ワクワクする。
(と,考えてしまう自分が,怖い)

引っ越していく同僚の,O田さんが,
「いる?」
というので,
「いる,いる!ください!」
と,もらったもの。

これまでは,水を含んで重たーい洗濯物をカーテンレールに干していたので,
「こいつ,いつか崩落するだろうな」と,密かに危惧していた。
今日からは,この心配ともおさらば。
「やがて…」系の嫌子が除去されたことで,いよいよ洗濯行動も強化されることだろう。

O田さん,ありがとう。
1年間,お世話になりました。

2010年3月17日水曜日

「一人暮らし」から「生きる力」を考える

何となく,一年が過ぎようとしている。


ワシは,
「次のいずれかを選んで下さい。
A.見通しのある明日
B.見通しのない明日
はい,どーぞ!!」
という状況で,即座に
「B,ぜったいB!!」
という人であった。
で,Bを選んで,研Q所に来た。

一人暮らしは,生まれて初めてであった。
ここんとこ「…であった」と過去形になるところが,しびれる。
もう今では,「初めて」でないもんね。

「初めて」が,既に過去のものとなっているということは,
すなわちこの1年間に,それまでには身につけていなかった「生きる力」みたいなもんを,「身につけた」ということだ。
これは,貴重。
なぜなら,
MK省が,学習指導要領みたいなもんをつくって,みんなに読ませようとしている理由の1つは,
「死なずに,ほどほどに楽しく生きる術(すべ)」
みたいなもんを,教えたいからなのだ。
ワシは,学習指導要領が教えたいことを,体現しとんのじゃ。
どりゃー!!

で,
新しく身につけたスキルは?
1.食うために料理をする。
2.食うために買い物をする。
3.中古車を買う。
4.チケットショップで格安チケットを買う。
5.通常コースの洗濯をする。
6.ドライの洗濯もする。
7.わん型トラップわんの排水を修理する。
8.腐らせないために料理をする。
9.「今日,何のゴミの日だっけ?」と思う。
10.お茶を買う。
11.カビ対策を考え,実行する。
12.晴れた日にすかさず布団を干す。
13.数寄屋の牛丼を買う。
14.ジョルダンで路線検索をする。
15.格安チケットを買う。
16.ウコンを飲む。
17.富士山を見に行く。
18.…
19.…

きりがない。
けど,こちらに来て「生まれて初めてした行動」のことは,
結構,鮮明に覚えているもんだ。

ワシに「生きる力」があることは,現に今,死なずに生きとることで証明されとる。
ほな「生きる力」って,具体的に何?
と思いつつ,上記1~17をながめると,何となく,
・料理
・洗濯
・買い物
・移動
ぐらいの「まとまり」が見える。

けど「問題解決力」みたいなことを考えると,あんまり話は単純ではない。
1~17はそれぞれ「初めての行動」だけど,以前にワシが「似たような行動」をしていたことは間違いない。

「問題解決力がない」というのは,
以前にいくら「似たような行動」をしていても,新しい問題場面で,それを用いることが出来ない,ということだろう。
反対に,
「問題解決力がある」というのは,
以前の「似たような行動」を,新しい問題場面にすぐ適用できる,ということなんだろう。
これって,いわゆる「般化」ですな。

「般化を促進する条件」は,行動分析学の領域ではいろいろな知見が示されていて,
なんかは,分かりやすい(ちょっと古いけど)。

ま,要するに
「ざーっとした目印で,どさっと手本みたいなモンが示されて,自然に強化されるような行動を教えてもらった(あるいは自然に獲得した)」結果なんですな。
ワシが,今,死なずに生きとるのは。

2010年3月9日火曜日

論文を書こう!その23結果報告

出来た。

お腹が空いたので,晩ご飯を作ることにする。

2010年3月7日日曜日

論文を書こう!その22結果報告&23

昨日は、徳島で2つの研究発表会に参加した。


一つは、阿南市富岡小学校での、
表題の通り、クラブ活動による気になる子支援の報告だが、
報告の主眼は、「どのようにすれば、こうした取り組みが他の学校でも実現できるか?」
という点に焦点化されていて、そのためのマニュアルが提供されたり、実際のクラブの指導がロールプレイされたりと、実に具体的でわかりやすかった。
とても質の高いプレゼンテーションで、昨日参加した人は、幸せだったと思う。

二つ目は、徳島ABA研究会の春の特別講座
特別支援学校の先生たちが、事例研究の成果を報告する会だ。
私も便乗して、「小学校教員に対する個別の指導計画作成・活用研修の効果測定のための指標の検討」というポスター発表をした。
同時に、立命館大学の朝野浩先生をお迎えして、
「障害のある子どもの生きる力と保護者への生涯にわたる支援を目指す個別の包括支援プラン~京都市総合支援学校のカリキュラム作りから見えるもの~」
と題する講演をいただいた。
徳島ABA研究会のこれまでの取り組みは、子どもたちの短期目標が決定した後の手だてや評価方法を
計画するやり方を、先生たちに教えようとするもの。
しかしここ数年、「子どもたちの生活の質を向上させるための指導目標」を設定するためには、これまでの取り組みだけでは不十分であることが議論されてきた。
朝野先生の講演の意味は、この流れの上にある。
昨日の講演は、私たちにとって問題解決のための道しるべだった。
「子どもたちの生活の質を向上させるための指導目標の設定」を教材化してサマースクールで提供するために、何を学ぶべきか。
もう一度、考えてみよう。

さて、論文。
引用文献のチェックは終了。

次は、3/9(火)24:00までに、
図表のチェックをして、師匠に全体を見てもらうようにメールを出す。

2010年3月4日木曜日

できた。

結果報告
 現在,未就学児童の31.3%が保育所に在籍しており,その割合は年々増加傾向にあると言われる(厚生労働省,2009)。さらに今後,保育所・園には,その本来の目的である保育に欠ける幼児の養護だけでなく,地域の保育・子育て支援への貢献,保護者の多様なニーズに応じた保育サービスの提供,教育機能の充実など,多様な社会的役割が求められている(厚生労働省雇用均等・児童家庭局保育課,2008)。こうした現状においては効率的かつ効果的な研修の開発は急務であり,それはエビデンスに基づくPDCAサイクルによってのみ実現可能といえる。
 本研究においては「気になる子ども」への対応力として,自閉症およびAD/HDの障害特性と指導法の理解,応用行動分析学の基礎的用語の習得といった知識的な側面と,問題行動の原因推定と解決策の立案という思考力の側面について測定可能な目標を設定し,研修を実施して効果を測定した。今後はこうした指標をさらに向上させる研修プログラムの改善と,事例研究などを通した,保育の実践場面での妥当性の検証が課題になる。

あーしんど。
今日は,6:32発の,K急殺人満員電車で,都内に出張していたので,
疲れた。

さて,次は。
3/7(日)24:00までに,引用文献のチェックをする。

さ,晩ご飯つくろっと。

2010年3月2日火曜日

論文を書こう!その21:結果報告&その22

かぜ引きました。
津波のせいです。
津波の,あほおおおお。

結構仕事が忙しいのに,行動契約の期限を翌日(つまり今日)に設定するなんて,
わしも,津波に負けず劣らず,あほである。
すみません,ちょびっとしかやってません。
多少,「あほ」呼ばわりして下さっても,結構です。

以下,結果報告。
*********************
Ⅳ.考察2.原因・解決策記入テスト
校正完了。

さらに,「3.まとめ」にどでかい校正ポイントを発見。
げっそり。

けど,早く仕上げたいので,
次は,
3/4(木)24:00までに,校正を行い,結果をアップする。
************************

無駄話。
今,「こうせいかんりょう」って打つと,「厚生官僚」って出た。
この書き込みは,研Q所のパソコンからなので,なんだか恐ろしい。
どこかに,厚生官僚の監視の目が光っているのでは?
こわ~~。

2010年3月1日月曜日

論文を書こう!その20:結果報告&その21

昨日は,津波にやられました。
といっても,別にMK省宿舎が,波にさらわれたわけではない。

昨日はオーケストラの合宿で,南房総の岩井海岸というところに,15:30までいた。
その時は既に津波警報で,K浜フェリーは止まっているし,
内房線も,止まっていた。
すなわち,帰宅難民というやつである。

結局,夕方になって動き出した電車に乗って,東京湾を一周し,
夜10時半過ぎに,宿舎に帰着。
あーしんど。
で,今日は,ほどほどにしか仕事できず。

**************************
以下,結果報告。
Ⅰ.問題と目的~Ⅳ.考察1.用語テスト
までは,推敲完了。

次は,明日3/2,24:00までに
Ⅳ.考察2.原因・解決策記入テスト~3.まとめ
まで,推敲を行う。

2010年2月22日月曜日

論文を書こう!その20

行動契約じゃ!
今週末2/27,28(土、日)は、
オーケストラの合宿なので、作業しない。

次は、3/1(月)24:00までに、考察の推敲を行う。

まだまだ、本業の報告書の推敲作業が大変。
最近、うれしいことといえば、日が長くなってきたことぐらいかな。
今日は、久しぶりに、屋上で阿波踊りの練習をした。
もう、体力がた落ち。

2010年2月21日日曜日

フィギュアスケート嫌い

どうも、フィギュアスケートが好きになれない。

回転の回数を競っているようだけど、
アレって、横に回るだけでしょ。
伸身月面宙返り、みたいなのはなし。
ギンガーとかも。
うーん。
数10㎝跳び上がっている間に、くるくるっと回る回数を競うというのは、あさましい。
あのジャンプに入る前の、「せーの」みたいに準備している時間も、
あさましい。
それまで、いかにも滑走の美しさを演出しておきながら、
「せーの」の数秒間だけは、「美」の方はオフだ。
あと、こけた時の格好悪さも、全てのスポーツの中で群を抜いている。
なんで、わざわざ、つるつるのところで、跳び上がって「くるくる」ってやるの?
意味分からん。

けど、アイスダンスは好きです。
特に1984年サラエボ5輪の、
トービル&ディーンの「ボレロ」は、
ONタイムで、TVで見て、泣きました。
こういうのを、「美しい」と言うんです。
今は、youtubeで見られる。
幸せな時代になったもんだ。

あと、「フィギュア、嫌い」といっておきながら、
荒川静香の金メダルの演技も、大好きです。

論文を書こう!その19:結果

できた。









この図を、作った。

この図の作業やったのって、2007年11月頃なんよね。
そんな昔のこと、記憶の遙か彼方。
コンピュータのフォルダをひっくり返して、
評定作業のExcelファイル見つけて、
じーーーーっとファイルを見つめていると、
作業の手順が、ありありと思い出されてくる。
あー、懐かしい。

図をつくって、ハゲシク疲れてしまったので、
次の約束をかきこむ日だけ、約束する。
2/22(月)24:00までに、次の行動契約をかきこみます。

あ、本業の報告書も、金曜日に完成しました。
全150頁、グラフ100個。
論文とは力を入れるポイントが違うけど、これはこれで結構大変。
グラフを見ると、吐きそうになるのでした。

2010年2月15日月曜日

論文を書こう!その19

約束の2/15です。

不思議なもので、本業に集中しているこの1週間あまり、全くこっちの論文のことを思い出さなかった。
それが目覚まし時計か、はたまた時限爆弾のように、
約束された2/15には、
「あ、そうそう、論文の行動契約かきこまなくっちゃ」
と、思い出す。

みなさん、これ、おすすめです。
何をやっても、三日坊主のあなた。
「自分は意志が弱い」という、逃れられないルールに支配されているあなた。
ブログという意思表明システムを使えば、克服できますよ。
ただし、一定の読者がいないとダメだけど。

さて、次回はギブアップ課題を片づける。
***********************
2010年2月21日(日)24:00までに、最低でも、
方法セクションの「原因・解決策記入テストの評価基準」および「原因・解決策記入テスト解答の評定」の記述を校正し、図を作成する。
***********************

実は、まだ本業の報告書は、終了しておりまへん。
こっちも結構大変で、なんと数えてみるとグラフが100個もある報告書になった。
たぶん、これまでの人生で100個ぐらいしかグラフを書いていないと思うので、
いきなり「ニバイ」である。
グラフマニア、促成栽培の巻。

いろいろ調べている途中で、
様々なデータがグラフで表現されている面白いサイトに行き当たった。
見ていると、飽きません。
結構グラフづくりの参考になる。
Nの示し方とか、
目盛線の付け方とか、
データラベル付け方とか、
データによるグラフの種類の使い分けとか、
‥‥。

あー、書いているだけで、マニアになっている自分に気付かされる。
ほんに、グラフは面白い。
けど、本当に面白いのは、ロウデータです。

2010年1月31日日曜日

論文を書こう:ちょい、ギブアップ

ごめんなさい。
本業が忙しくて、こっちの論文に着手できません。
「ロープ、ロープ!」

2月15日が、本業の締め切り日なので、2月15日24:00までに、次の行動契約を入力します。

2010年1月24日日曜日

論文を書こう!その18

“全体を整えて、師匠にコメントを依頼する”

の“全体を整える”ところで、ちょっと難渋している。

とりあえず、以下の作業は完了。
・校正作業ファイルから、校正済み原稿部分を抽出し、別ファイルを作成した。
・さらなる校正ポイントを発見→方法セクションの「原因・解決策記入テストの評価基準」および「原因・解決策記入テスト解答の評定」の記述の校正と図の作成

次は、
来週、2010年1月31日(日)24:00までに、
方法セクションの「原因・解決策記入テストの評価基準」および「原因・解決策記入テスト解答の評定」の記述を校正し、図を作成する。

2010年1月22日金曜日

foolproofの思想

最近、"fool proof"という言葉が、頭に浮かぶ機会が多い。
"fool proof"とは、「人はふつう、あほみたいなミスをする。」ということを前提に置く考え方。
"fail safe"も、この仲間。
他人からなんらかの行動を引き出そうと仕掛ける人が、個人攻撃の罠に陥らないための知恵だ。

どんな時にこの言葉が頭に浮かぶかというと、
研Q所で、事務書類を提出する時。
事務書類ほど"fool proof"から、ほど遠いものはないのだ。

事務書類を設計する人は、
"人類の全てが事務処理用語を理解する"
という前提に立っているとしか思えない。
「職務の級」ってなんじゃ?
「職員コード」って電線みたいなもんか?断線とかするん?

人はふつう、あほみたいなコトしか、考えない。
楽しく書ける事務書類。
だれか、つくって下さい。

2010年1月17日日曜日

論文を書こう!その17

書けたっと。

(ここから)
和文要約
本研究では、保育士研修における研修効果の客観的な測定方法を検討した。対象は、障害児保育研修会に参加した保育士10名であった。研修の前後に、発達障害や応用行動分析に関する用語テスト、および問題行動の原因推定と解決策の記述テストを行った。用語テストの正答率は、研修後に有意に向上していた (p<.01)。本研究で用いた問題セット間の多層ベースライン計画は研修効果の評価方法として妥当性があると思われる。原因推定スピード、原因推定カテゴリ数、解決策の正答率は、研修後に有意に向上していた(それぞれp<.05、p<.05、p<.05)。保育士の問題解決的な思考力について,これらの指標から客観的な評価が可能であることが示唆された。

キーワード
保育士、気になる子ども、研修効果の測定、問題解決的思考力、応用行動分析
(ここまで)

次は、
全体を整えて、師匠にコメントを依頼する。
ただし、師匠は今猛烈に忙しそうなので、コメントがいつ返ってくるかは不明。
とにかく、1月24日(日)24:00までに、コメントを依頼する。

2010年1月14日木曜日

シリーズ「戦う」その8:ブレーカーと戦う!

寒い。

地球温暖化なんのその。
全国的に寒い。
暖冬の反対なのだ。
当然、消費電力上がりっぱなし。

宿舎帰る。
電灯つける。
エアコンつける。
「うう、さぶっ。」という。
「あ、お酒の澗しよっと。」
電子レンジつける。
カチッ。
ブレーカー落ちる。

朝起きる。
「うう、さぶっ。」
エアコンつける。
電灯つける。
テレビつける。
「あ、お茶わかそ。」
電気ポットつける。
カチッ。
ブレーカー落ちる。

うりゃー!!
いったい、どうなっとんじゃーーー!!
おんどりゃーーー!!

何せ、容量20A(アンペア)である。
K浜宿舎は。
今時、一般家庭でも50Aは入ってまっせ。

エアコン(10A) +電灯×4ヶ(3A) +電子レンジ(8A) =ハイッ!おしまい。カチッ!
エアコン(10A) +電灯×3ヶ(2A)+テレビ(2A) +電気ポット(6.5A)=さよーならー。カチッ!
って、おまえ。なめとんのか!
電熱系家電は1ヶしか使えん決まりか?
これって、なんかの罰ゲーム?

これが、にっくきブレーカー。

そして、毎日出動する懐中電灯さま。
後ろのハンドルを回すと、蓄電するすぐれもの。

2010年1月12日火曜日

一本とられた話

電車の先頭車両の一番前の席は、うちらのギョーカイでは「自閉席」と呼ばれている。

自閉症(スペクトラムも含めて)の人が、この席に座っていることが多いからだ。
かくいう私も先頭車両が大好きで、10回電車に乗るうちの7~8回は乗っている。
たぶん、私にもある部分スペクトラム的な要素があるからだろう。
けど、自閉席にはめったに座らない。
もっと色の濃い人に譲るためです。

で、話は、この間の日曜日である。
免許更新のために、二俣川という町に出かけた帰り。
横浜から電車でK浜に向かって帰る途中。

結構時間があったので、普通電車乗った。
何を隠そう、私は快特や急行よりも、普通電車の方が好きなのだ。
時間があれば、好んで乗る。
そして、いつものように先頭車両に乗った。
普通電車は、普通、空いている。
けど、その日は妙に混んでいた。
で、私が嫌いな「小学生の群れ」が、たくさん乗っていた。

私は「知らない子」が嫌いだ。
教員のくせに、である。
もう一つ言っておくが、「知っている子」で嫌いな子は1人もいない。
つまり「知らない子は全員嫌い」で、「知っている子は全員嫌いではない」のだ。
つまり、初めて会う子どもは「全員嫌い」なのだ。
何一つ矛盾はない。

話を元に戻して、その日の先頭車両には、大っきらいなガキんちょがたくさんいた。
とある駅に着いた時、自閉席に座っていたおばあさん(この人は別に自閉症ではない)が降りようとした。
すると、ガキんちょの何人かが、われ先に自閉席に座ろうとしておばあさんを押しのけるという狼藉に出た。
おばあさんも周りの大人(私も含めて)も「なんちゅうこと、すんねん。このガキ!」と心で思いつつも、コトを荒立てずに見過ごそうとしたその時である。

「こらあ、静かにしないとダメだぞ。周りの人に迷惑だぞ。」
ど真ん中、直球の叱責。
全然気付かなかったけど、自閉席に本物の自閉症の人が座っていて、この人が叱責の主だった。
ガキんちょも、びっくりして、
「あ、すみません。」
と神妙にしている。

「こらあ、静かにしないとダメだぞ。周りの人に迷惑だぞ。」
さすがに自閉症だけあって、謝っているガキんちょにお構いなく何べんも同じ叱責を繰り返していたけど、完全に一本とられました。
周りの大人たちも全員、「一本とられた」と思っていたはずだ。
彼の行動の方が、当然あるべき「大人の姿」だからである。
その行動は、尊敬に値する。

「自閉症は社会性の障害だ」といわれている。
けど、自閉症の人の方が明らかに社会的に正しい行動をして、自閉症でない人がそれをしないとしたら、社会性っていったい何じゃ!
と、自分にとても腹を立てながら、思った出来事でした。

2010年1月11日月曜日

論文を書こう!その16

書けた!

(以下の通り)
 これまでに報告された保育士および教員研修の効果査定に関する研究を概観すると,事後アンケートを用いて効果査定を行ったものが多い(足立・畑山,2006;遠藤・徳田,1996;三井,2001;佐藤,2005)。しかし、これらはあくまで研修会参加者の主観的評価であり,研修効果を客観的に査定するものとはいえない。一方、研修の前後における参加者の変容を明らかにし効果査定を行った研究もいくつか見られるが、それらにおいても知識のみの査定であったり,対照群が設けられていない,研修対象が少数である,査定方法の詳細が明らかでないといった様々な問題点が見られる(後藤・小林・斎藤,2003;小林・後藤・斎藤,2003;菅野・小林,1997;大羽・井上,2007; 志賀,1983;重成・井上・山口,2003)。比較的規模の大きな研修会において,研修前後の参加者の変容をとらえる従属変数を明らかにし研修効果を査定する試みは,効率性と有効性を両立する研修プログラムの開発には欠かせない要件であろう。
 この研究では、保育士の「気になる子どもへの対応力」を「発達障害の特性、指導法に関する知識」「行動分析学に関する知識」「問題行動に対する原因推定と解決策立案の能力」と規定して研修プログラムを作成し、受講生70名程度の研修会を実施した。「発達障害の特性、指導法に関する知識」については、野呂(2006)も指摘するようにその必要性はいうまでもなく、この数年間に保育士や教員向けの書籍が多数上梓されている(例えば市川,2006;佐々木,2006)。また、「行動分析学に関する知識」についても、発達障害も含めて様々な問題を行動の増減という視点から解決に導くテクノロジーとして、多くの参考書が出版されている(例えば島宗,2000;服巻・島宗,2005;山本・池田,2007)。
 「問題行動に対する原因推定と解決策立案」を導く方法として、問題行動の機能分析に基づく積極的行動支援(Positive Behavioral Support)の有効性が報告され(平澤・藤原,2001;平澤・藤原・山根,2005;大石・高橋,2006)、問題行動の生起要因をいくつかの典型的な機能に分類するような研修プログラムも存在する(Iwata,Wallace,Kahng,Lindberg,Roscoe,Conners,Hanley,Thompson,& Worsdell,2000;Moore,Edwards,Sterling-Turner,Riley,Dubard,& Mcgeorge,2002;Magg & Larson,2004;Wallace,Doney,Mintz-Resudek,& Tarbox,2004)。しかし、保育場面で幼児が示す問題行動の原因は多種多重であり機能を分類するような研修では不十分であると考え、今回の研究においてはより広範で包括的な原因推定とそれに対応する解決策立案を促すことを主眼において研修を開発した。
 よって本研究では,保育士を対象とした障害児保育研修会において,「気になる子ども」への対応力として,自閉症およびAD/HDの障害特性と指導法の理解,応用行動分析学の基礎的用語の習得といった知識的な側面と,問題行動のより広範囲で包括的な原因推定とそれに対応する解決策の立案という思考力の側面について、研修目標を受講生の具体的な行動目標として定義し、研修の前後における参加者の変容を定量的に測定する。さらに、効果測定方法の効率性と有効性について検討を行う。
(ここまで)

(次回)
2010年1月17日(日)24:00までに、要約を作成する。

2010年1月4日月曜日

今年の目標

一年の計は元旦にあり

とはいうものの、もう1月4日。

けど、お正月の機能はやっぱり、
「その一年のルールを明示すること」
にあると思うし、
ブログの行動調整機能も思い知ったし、
遅ればせながら、今年の目標を書き込んでおくことにする。

1.なんといっても論文の投稿、できれば1月中(無理か?)
2.学会へのポスター発表1本
3.千葉の鋸山に登る。
4.週2回踊りの練習して、お盆に2日以上踊る。
5.小中教員の個別指導計画作成活用研修の附属+もう1校での実施
6.徳島ABA研関係
・春の特別講座への参加とポスター発表1本
・サマスク完全参加と最低2ユニットの実施
・月例研究会へのスカイプ参加5回以上と情報提供3回以上
7.この目標を宿舎の壁に貼る。

達成した目標は横線を入れて消すことにしよう。
さて、いかが相成りますことやら。

論文を書こう!その15結果報告

2010年最初のブログの書き込みが、論文プロジェクトになってしまった。
なんか、わびしい気もするが…
ま、何はともあれ
書けた!!

(以下の通り)
 近年,学習障害(Learning Disabilities:LD),注意欠陥/多動性障害(Attention Deficit / Hyperactivity Disorders:AD/HD),高機能自閉症,アスペルガー症候群といった発達障発達障害に社会的な関心が集まるに伴い,保育分野においても学習及び行動面での問題が見られる幼児について,「気になる子ども」というキーワードを用いた報告が増加している(例えば本郷・澤江・鈴木・小泉・飯島,2003;西澤,2004;嶋野,2007)。こういった特別なニーズのある幼児の保育に対する支援を外部専門機関による巡回指導等に委ねる方法もあるが,現状の体制での継続的支援には人的・物理的な限界がある(大石・高橋,2006)ことを考えると、保育士自身が発達障害を含めた「気になる子ども」への対応力を向上させる研修プログラムの開発が期待されているといえる。
 2008年4月、保育所保育指針が8年ぶりに改訂された(厚生労働省,2008a)。保育を取り巻く社会の急激な変化を受けての改訂であるが、その中では職員の資質向上について一章を割いて記述されており、それ以前の指針に比べて格段に研修の重要性が強調されている。しかしその一方で、保育所の勤務体制は十分な研修を行うだけの時間を確保することが難しく保育に支障が出ない範囲での研修が望まれる(厚生労働省,2008b)ともいわれることから、研修プログラムは効率性と有効性の両面を兼ね備えるべきであろう。しかし、そうした効率的かつ効果の高い研修プログラムが一朝一夕に開発できるとは考えにくく、研修実施後の形成的評価に基づいて研修プログラム自体を改善するといったPDCAサイクルの実現が重要となる。
 研修プログラムにおけるPDCAサイクルの実現には、研修プログラムが参加者に及ぼす効果の客観的な測定が欠かせない。日本教育工学振興会(2008)は教員研修のPDCAサイクルモデルの研究開発に関する報告書の中で、研修効果の客観的な測定のためには測定指標の作成が必須でありそのために研修目標を研修受講後の受講者の具体的な行動目標として定義(指標化)することが重要であることを指摘している。こうした条件を整えることで、研修の前後における参加者の変容を定量的に測定することが可能となり、結果に基づいて研修プログラム有効性検証や改善を行うことができる。
(ここまで)

結局、計画したアウトラインと順番は入れ替わったりしているが、ほぼ内容はそのまま。
あーあ、年越しちゃった。
けど、やるしかない。

次の約束
1/11(月)24:00までに、7~12までのアウトラインを文章にします。
ここまでやったら、後は体裁を整えて、コメントをもらって…
また書き直して…

あー、道のりは遠い。

by tensuinoko