2010年12月28日火曜日

ただいま帰省中

12/25に新幹線と高速バスを乗り継いで、徳島に帰省。

なぜ新幹線か?というと、今回はバイオリンを持って帰ったから。
飛行機だと、バイオリンの機内持ち込みでごたごたするし。J○Lのあほめ。

さて、最近のK浜の出来事を2つ。
まず、宿舎の風呂が完成!!
ついに、自分の部屋で王侯貴族の入浴が可能になったのだ。
苦節1年半。
涙、涙…













もう一つ、宿舎でそば米汁(もどき)を作った。
そば米汁は徳島の食べ物だ。
すまし汁に菜っ葉と鶏肉、にんじん、椎茸などと一緒に、炊いたそば米が入っているのが特徴である。
そば米というのは、いわゆるあの長ーい「そば」の材料である穀物。
そば米は、徳島ではスーパーなどでフツーに売っている食材だが、当然神奈川県には見あたらない。
以前に、妻に「そば米汁が食べたい」と連絡したら、フリーズドライそば米汁を郵送してくれた。
これが、めっぽう「まずい」のだ。
で、今回「そば米」自体を手に入れて、根本的にそば米汁を作ってみたというわけ。

で、これがスチームケースで炊いたそば米。
電子レンジでチンだから、いとも簡単。











そして、以前に炊いて冷凍保存してあった「大根とにんじんの炊いたの(?)」に、そば米と鶏肉を投入して作ったのが、この「そば米汁もどき」。
これが、結構いける。
フリーズドライそば米なんか、足元にも及ばないおいしさなのだ。










最後に、帰りの新幹線から見た富士山
来年が良い年でありますように。

2010年12月19日日曜日

何を教えるか?を考える

徳島の幼稚園および小学校でコンサルテーションを行った。

コンサルテーションの感想。
別にデータをとって比較したわけではないけれど、
知的障害特別支援学校の教員と、通常小学校の教員の違いは、
子どもに何を教えたらいいのか?
を考える回数ではないか?

上の感想の理由
知的障害特別支援学校の場合
同じ年齢の子どもでも発達段階はバラバラでだから、教えるべき内容は子どもごとに違う。
当然、教科書も指導書もない。
学習指導要領も「具体的な指導内容は個別に設定する」と書いてある。
だから教員は「何を教えるべきか?」を常に考え続ける。
小学校の場合
同じ年齢の子はほぼ発達段階がそろっている(と見なしている、最近はこの前提が崩れているように思うけど)から、
教えるべき内容は皆同じ(と見なしている、同様に最近崩壊しつつあるかも)。
教科書と指導書には、教えるべきことが詳細に書いてある。
学習指導要領にも、具体的な指導目標(指導内容という曖昧な表現なのが気に入らないけど)が書いてある。
だから、教員は「何を教えるべきか?」を考える必要がほとんどないように思う。

コンサルテーションでわいた疑問。
小学校通常学級で、下学年の内容まで教えるような習熟度別グループ編成による授業は可能なのか?

疑問がわいた理由。
小4年8名のクラスの割り算の授業を見た。
明らかに割り算の学習が難しい児童が1名。
一部できるけど難しい児童が1名。
できない原因は明らかで、九九が未習得、引き算のスピードが遅い、スモールステップや練習回数が他の子どもより明らかに多く必要。
子どもが何人か集まれば、理解のスピードや達成状況に差が出るのは自然の摂理。
九九は2年生で習得しておく課題だが、4年生でも不十分な場合、算数で落ちこぼれていくのは必至。
一部の子どもに、割り算より九九をトレーニングすべきなのは明らか。

小学校に必要だと思ったもの
子どもが「わかった」「僕にもできた」と思う回数を保証するシステム。
例)田中さんのやった放課後クラブのような取り組み

私塾(今でいうと学習塾)には、このような事のヒントがあるような気がする。
しかし、私塾に頼ると経済格差が教育に影響を与える。
今は、まさにこの状態。

by tensuinoko