2009年10月30日金曜日

論文を書こう!その6:再開の決意表明

実は、徳島ABA研究会ブログで、この1月~2月にかけて、「論文を書こう」という個人プロジェクトを敢行していた。こちら→

ブログで行動契約という方法で、ある程度論文の執筆を進めることができた。
けど、3月以降は研Q所への転勤が決まって「ちょっと、論文お休み」モードに入ってしまった。
自分の作業手順的には、あとほんの少しで完成までたどり着いていた。
きっと新年度になって、研Q所の生活が落ち着いたら自然に再開するだろう…。
と、思っていた。
で、今日まで、何もせず過ごしてしまった。

急に話は変わるけど、「行動分析学入門」という本は、名著である。
この本は、大学院のゼミの教科書だった。
だから、ゼミのみんなで行動的輪読?みたいなことをやって、隅から隅まで読むことができた。
非常に分かりやすく行動分析学が解説してある。
行動分析の原理、方法について、定義とその例が書かれている。
物語風のエピソードがあり、それが行動分析の用語で説明され、さらにその概念について文献をひきつつ解説が加えられ、最後には応用的な事例や考察などが紹介されている。
自分が行動分析的に物事を考える時に、最も手本としている本である。

この本に、主人公的に登場するのが「△○※豪」という人物である(”最も手本”としているわりには、登場人物の名前などは忘れてしまった)。
本の終章に近い部分で、彼を通して「論文を書かなくてはいけないことが分かっているけど、一向に取りかかろうとしない」というエピソードが語られている。
そして、この時に紹介される概念が「行動契約」だ。

行動契約については、先にリンクしたこちらに述べられているので、ここでは書かない。
”某豪”についてのエピソードは、常に誰にでも起こりうることで、現に自分にも起こっている。
「論文を仕上げなくては!」と思うけど、一向に執筆に取りかかろうとせず、ルクエスチームケースのブログを見たり、「行動は増やしたり減らしたりできる」のブログに記事を書き込んだり、してしまっているのだ。

で、ここに、ブログの読者に対して、以下の行動契約をいたします。

*** 行動契約書 *****************
私(いのこ)は,このブログの読者に対して,以下の標的行動の実行を約束します。

標的行動
2.序論のアウトラインを再構成する。

実行期限
2009年11月8日24:00まで

約束履行,不履行の結果
1.約束履行時は,ホッとします。
2.不履行の時は,約束を守れなかったことをブログで表明し,その書き込みは削除しません。また,「約束守れませんでしたね」といったコメントを下さった方には,「申し訳ありません」と陳謝します。その他いかなる批判(「てめえ、ろくなやつじゃねえ」等)も、甘んじて受け入れます。

2009年10月31日12:45 いのこ
*************************

以上,パフォーマンスマネジメント・プロジェクト「論文を書こう!その6」でした。
なお,行動契約は週一回のペースで更新し,毎日曜日に実行期限を設定するようにします。

いつの間にか、「です」「ます」調になってしまっているのであった。

2009年10月20日火曜日

K浜の夜は早い

長いこと、ブログの更新が滞ってしまった。
だんだん一人暮らしになれてきてはじめのような驚きが減ってきたことと、ほどほどに仕事が忙しくなってきたこと、ヴァイオリンを弾くことに凝ってしまって帰宅後のかなりの時間をそれに費やしていること。
この辺が、滞りの理由。

今日は、研Q所のメールマガジンに原稿を書いたので、それの流用。
ではでは、ここから流用。

◆ちょっと一息 季節のたより - 秋の夜長 -
季節が巡り、研究所の周りの木々も色づきはじめました。
朝夕には、少し肌寒さを感じる日もあります。夜、研究所から帰る道すがら眺める対岸の房総の街灯りは、秋の清澄な空気のためかとても明るく近く見えるようになりました
"秋の日はつるべ落とし"といいますが、
3月まで徳島で生活していた私には、東日本の日の入りの早さに驚きます。体感的には、ひと月ぐらい季節が先に進んでいるよう。「実際にはどうなんだろう?」と思って調べてみました。
2009年の11月1日に、横浜市では"16:47"
に日の入りを迎えます。同じ日に徳島市では"17:09"に日の入り。なんと22分の差がありました。さらに驚くことには、徳島市の一年でもっとも遅い日の入り時刻は、12月5日頃の"16:52"です。横浜の11月1日よりも5分も遅い!やっぱり徳島は日が長かったんです。ちなみに12月5日頃、横浜市では"16:28"に日の入り。
日本は広いですね。"秋の夜長"をしみじみと感じる、
今日この頃です。

流用終わり。
本当にY浜、K浜地域は、日が短い。
なんかちょっと損をしているような感じもする。
しかし、よく考えてみると、朝はその分早く夜が明けているわけで、早起きしない方が悪いと言えば悪いのだ。

アメリカでは、東部時間とか中部時間とか、デイライトセイビングタイム(いわゆるサマータイム)とか、様々な時間帯が存在していてそれが普通だった。
日本から旅行に行くと、何となく奇異な感じがしたもんだった。
でも、日本国内にもこんな時差が存在していたのだ。

基本的に明るいのが好きな私は、”16:28”の日の入りを想像しただけで憂鬱になる。
新政権には、「K浜標準時」というのを導入してもらうように、ぜひ進言したいもんである。

ちなみに、各地の日の出・日の入りの時刻がわかるサイトは、こちら

2009年10月7日水曜日

ヨコサン:ポイント5倍の日

徳島にキョーエイというスーパーがあって、KYO2(キョーツー)カードというのを発行している。

時々、「ポイント10倍の日」みたいなのをやっていたけど、「どうせ自分はKYO2カード持ってないし、関係ないわ」と思っていた。
「ポイント」とか「○倍の日」とかには、一生関わりがない人間だと思っていた。

ところが、K浜に来て状況一変。

この前の土曜日に、たまたま冷蔵庫が空っぽになったので、ヨコサンに買い物に行った。
すると。
駐車場に車がぎっしり。
は?なんじゃ、こりゃ?
店にはいると、「本日ポイント5倍の日」の幟が。
そして、今まで見たこともないような客の山、山、山…。
レジの前に、長蛇の列、列、列…。

以前の自分であれば、
「こら、あかんわ。イオンいこ。」
と、即座に店を出ていただろう。
しかし。
今は、ヨコサンポイントカードを持つ身。
この機会を逃す手はない!

何せ、ポイントを溜めると500円券をくれるのだ。
これまで2回ももらっている。
1000円もトクした。すごい!!
これまで500円券をもらうために、けっこう日数がかかったし、買い物もいっぱいせなあかんかった。
ところが!
今日は、ポイント5倍なのだ!
「今までの1円が、今日は5円!たくさん買わなくては、損だ!ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ。がるるるる。」
周囲にいるオバハンと同じ、野獣の眼になる。

商品を前に、いつものようにセール品に手を出そうとする。
「いかん!今日は、高いもん買った方が、ポイントも高いのだ。…。けど、お金もったいないしなあ。」
何がトクなのかだんだん分からなくなる。
随伴性の綱引きである。
いつもの5倍疲れる。
「疲労5倍の日」だ。

そして、長蛇のレジに並ぶ。
前のオバハンは、列に並びながら、なおかつ米だの醤油だの、手の届く商品をカゴに入れている。
「この人も、罠にはまっている」
と、罠にはまった本人が思う。

レジのおばちゃんが、全ての客に律儀に
「ポイントカードお持ちですか?」
と、尋ねている。
分かり切ったこと、聞くな!!
ポイントカード持ってないやつが、今日、この店に来るわけないんじゃ。ワレ!

ところが…。
居るのである。
ポイントカード持ってないやつが。
若ーい男の子とか、単身赴任のおっさんとか。
無意識に
「あほちゃうか?」
と、そっちを見てしまう。

これが、つい半年前まで
「ポイントとか、○倍の日とかには、一生関わりがないの、ボク。」
と、思っていた男の、なれの果てであった。

げに、行動は環境との関わりで増減する。
「思う」と「する」は、別である。

2009年10月2日金曜日

シリーズ「戦う」その7:電波時計と戦う!

前にも書いたように、時計はぴったり合っているのが好きなのだ。

秒針がNHKの時報とぴったり。
これが理想だ。
だから、電波時計を買っているのだ。
電波時計は、とにかく信頼しているのだ。

徳島で使っていた電波目覚まし時計なんて、わざわざ高松の三越まで行って買ったのだ。
Yコサンとか、Yマダ電機とか、シモジモのもの、控えおろう!!
三越さまなのだ。
さすがに、三越さまの電波時計は正確で、時報と寸分の狂いもなかった(時計はシチズン製で、べつに三越で作っているわけではないのだが)。

で、前にも書いたように、K浜でも目覚まし時計と腕時計の両方とも電波時計を購入した。
このうち目覚まし時計は、電波時計のくせに狂う、ということも前に書いた。
頼りになるのは、腕時計だけ。
…のはずだった。のに。

9月下旬に、宇都宮で学会があった。
その初日。
朝起きて、さあこれから宇都宮いくぞー!!おー!!
フト見ると、腕時計が止まっている。
ありゃりゃ?
さては電池が無くなったか。
頼りにしとったのに。
腕時計って、着けていると暑苦しいしそんなに見るわけでもないんだけど、無くなると何となく不安。

宇都宮の駅前で、1000円の時計(写真)を購入して、学会は何とかやり過ごす。1000円とはいえ、最近の腕時計って正確なのだ。
K浜に帰ってからも、1000円時計で別に不便は感じないので、電波時計はほったらかしで、もっぱら1000円時計ばっかり使っていた。
今から思えば、これがいけなかったのかもしれない。

おとといになって、やっと電波腕時計の電池交換をしよう、と思い立った。
Kインズホームに行って、電池を交換してもらう。
258円。
安っ。
工賃はいらんのか?
とにかく、頼りになる電波腕時計さんが元気になってよかった。

と、ここから電波時計の逆襲が始まった。
いっこうに電波を拾わないのである。
否。電波を中途半端に拾うのである。
電波受信の操作をすると、ぐりぐりと針が回り始める。
電波に飢えているのだ。あさましい。
で、針が止まる。

「???」
8時37分のはずなのに、とんでもない「6時23分」みたいな時刻を指して平然としている。
なおかつ、ハラ立つことに、秒針はぴったりだ。
「なんや、こいつ、喧嘩うっとんか?」
もう一回、電波受信。
ぐりぐり、ぐりぐり。
「7時12分、秒針ぴったり」
あほ!今は9時3分じゃ!!

宿舎は電波を拾いにくいのかなあ?
ということで、翌日、職場の研Q所に持って行って、電波受信!
ぐりぐり、ぐりぐり。
「はい、7時43分です!」
あほ!10時31分じゃ!
ぐりぐり…。
「8時54分?」
10時45分す。
うう。
これは、テロか?
もう、何がなんだか。
どうやりゃ、合うんじゃ?

で、今朝。
車の中だったら電波拾うだろう。と思い、出勤直後の車の中に、ぐりぐり時計を残して行った。
夕方、車に乗って、そーーーーっと見てみると。
おお!合っている。
奇跡じゃ。
神のご加護じゃ。

写真は、やっとぴったり合った電波腕時計さま。

それから、やっぱり怪しく2分ぐらい進んでいる「あほ目覚まし電波時計」
斜め下においた腕時計と、よーく見比べてごらん。

by tensuinoko