2010年1月4日月曜日

論文を書こう!その15結果報告

2010年最初のブログの書き込みが、論文プロジェクトになってしまった。
なんか、わびしい気もするが…
ま、何はともあれ
書けた!!

(以下の通り)
 近年,学習障害(Learning Disabilities:LD),注意欠陥/多動性障害(Attention Deficit / Hyperactivity Disorders:AD/HD),高機能自閉症,アスペルガー症候群といった発達障発達障害に社会的な関心が集まるに伴い,保育分野においても学習及び行動面での問題が見られる幼児について,「気になる子ども」というキーワードを用いた報告が増加している(例えば本郷・澤江・鈴木・小泉・飯島,2003;西澤,2004;嶋野,2007)。こういった特別なニーズのある幼児の保育に対する支援を外部専門機関による巡回指導等に委ねる方法もあるが,現状の体制での継続的支援には人的・物理的な限界がある(大石・高橋,2006)ことを考えると、保育士自身が発達障害を含めた「気になる子ども」への対応力を向上させる研修プログラムの開発が期待されているといえる。
 2008年4月、保育所保育指針が8年ぶりに改訂された(厚生労働省,2008a)。保育を取り巻く社会の急激な変化を受けての改訂であるが、その中では職員の資質向上について一章を割いて記述されており、それ以前の指針に比べて格段に研修の重要性が強調されている。しかしその一方で、保育所の勤務体制は十分な研修を行うだけの時間を確保することが難しく保育に支障が出ない範囲での研修が望まれる(厚生労働省,2008b)ともいわれることから、研修プログラムは効率性と有効性の両面を兼ね備えるべきであろう。しかし、そうした効率的かつ効果の高い研修プログラムが一朝一夕に開発できるとは考えにくく、研修実施後の形成的評価に基づいて研修プログラム自体を改善するといったPDCAサイクルの実現が重要となる。
 研修プログラムにおけるPDCAサイクルの実現には、研修プログラムが参加者に及ぼす効果の客観的な測定が欠かせない。日本教育工学振興会(2008)は教員研修のPDCAサイクルモデルの研究開発に関する報告書の中で、研修効果の客観的な測定のためには測定指標の作成が必須でありそのために研修目標を研修受講後の受講者の具体的な行動目標として定義(指標化)することが重要であることを指摘している。こうした条件を整えることで、研修の前後における参加者の変容を定量的に測定することが可能となり、結果に基づいて研修プログラム有効性検証や改善を行うことができる。
(ここまで)

結局、計画したアウトラインと順番は入れ替わったりしているが、ほぼ内容はそのまま。
あーあ、年越しちゃった。
けど、やるしかない。

次の約束
1/11(月)24:00までに、7~12までのアウトラインを文章にします。
ここまでやったら、後は体裁を整えて、コメントをもらって…
また書き直して…

あー、道のりは遠い。

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by tensuinoko