2009年12月31日木曜日

論文を書こう!その14結果報告

書けた!!

(以下の通り)
1.保育所を取り巻く社会の急激な変化を受けて、保育所保育指針が改定され、その中で研修の重要性が強調されている。
2.その反面、保育士は十分な研修時間を確保できない職務形態であり、短時間で効果の高い研修プログラムが必要である。
3.効果の高い研修プログラムを保証するには、研修効果の客観的な評価方法と評価に基づいてプログラムを改善するPDCAサイクルの確立が必須条件である。
4.研修効果の客観的な評価を実現するためには、研修目標を可視的で測定が可能な行動目標として設定し、研修の前後における参加者の変容を明らかにする取り組みが必要である。
5.保育所を取り巻く社会の変化の大きな一つに、発達障害への社会の注目の高まりと、それに伴う「気になる子ども」の増加があげられる。
6.特別支援教育の進展に伴い、保育所への外部専門機関の支援も拡充してきたが、こうした外部による支援には限界があり、保育士自身の対応力を向上させるための研修が必要となっている。
7.現在、各地で多くの研修会が実施されており研修効果に関する報告もいくつかみられるが、多くは事後アンケート等による参加者の主観的評価であり、研修効果を客観的に評価したものは少数であり、それらにも問題がみられる。
8.この研究では、保育士の「気になる子どもへの対応力」を「発達障害の特性、指導法に関する知識」「行動分析学に関する知識」「問題行動に対する原因推定と解決策立案の能力」と規定し、研修プログラムを作成し実施した。
9.「発達障害の特性、指導法に関する知識」の必要性については野呂(2006)も述べており、現在多くの書籍が上梓されている。
10.また、「行動分析学に関する知識」についても、発達障害も含めて様々な問題を行動の増減という視点から解決に導くテクノロジーとして、多くの参考書が出版されている。
11.「問題行動に対する原因推定と解決策立案」を導く方法として問題行動の機能的アセスメントに基づく積極的行動支援が注目され、問題行動の生起要因をいくつかの典型的な機能に分類するような研修プログラムもいくつかあるが、幼児が示す問題行動の原因は多種多重であり機能を分類するような研修では不十分であると考え、今回の研究においてはより広範で包括的な原因推定とそれに対応する解決策立案を促すことを主眼において研修を開発した。
12.よって本研究では,保育士を対象とした障害児保育研修会において,「気になる子ども」への対応力として,自閉症およびAD/HDの障害特性と指導法の理解,応用行動分析学の基礎的用語の習得といった知識的な側面と,問題行動のより広範囲で包括的な原因推定とそれに対応する解決策の立案という思考力の側面について測定可能な行動目標を設定し研修を実施して効果を測定するとともに、効果測定の方法の妥当性について検討する。
(ここまで)

この年末の押し詰まったときに、こんな作業をやっている。
この一事からみても、いかに実家では家事をしないか、ということが証明される。
恐ろしいことに、まだ年賀状も書いていない。(ToT)
今日の午後は年賀状を書いて、心穏やかに正月を迎えることにしよう。

次の約束
1/4(月)24:00までに、1~6までのアウトラインを文章にします。

0 コメント:

by tensuinoko