2010年5月18日火曜日

K急Wing号の正しい乗り方

例えば都内出張の帰り,お酒を飲んだとする。

よくある話だ。
品川のK急ホームにたどり着く。
ホームには,人がうじゃうじゃ。
当然,座って帰るのは無理だろうなあ。
「ああ,座って帰りたい」

こんなニーズの上に成立しているのが,K急Wing号である。
Wing号は「ほんの200円」払えば,
座席が約束された上に,
京急蒲田も川崎も横浜もパスできる特典付きの,
夢の電車である。

品川から蒲田までは自転車ぐらいのスピードしか出ないとか,
時々何の前触れもなく駅でもないところで止まっているとか,
そんな細かいことは言ってはいけない。
たかだか200円の追加料金である。
そのあまりのすばらしさに,正しい乗り方を書き留めておく。

1.都内でかなり飲む(必須)。
2.品川駅までたどり着く(必須:ここでないと乗れない)。
3.Wing号のチケット購入の列に並び,200円で購入する(必須:当たり前だ)。
4.Wing号のホームに行く(なんとホームが別である)。
5.売店で飲み物を買う(当然アルコール飲料。まだこの上に飲むつもりだ)。
6.駅員にWing号のチケットを渡して乗車する。
7.空席を探してどんどん歩く(二人席に1人でも座っていればそれはもはや空席ではない)。
8.ここぞ!という席に座る。
9.おもむろにアルコール飲料を開栓し飲む。
10.窓の桟が斜めになっているので飲料がおけないことに改めて気づく(JRではあり得ない)。
11.蒲田,川崎,特に横浜を通過する時には,ホームに立っている人を一瞥しつつ優越感に浸る(ここが200円!)。
12.金沢文庫で,矢も楯もたまらずトイレに行く(別に上大岡でもいいけど,とても損した気分になる)。
13.むなしく宿舎に帰る。

以上,ディープなWing号の乗り方でした。

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by tensuinoko