2009年4月19日日曜日

モバイルSuicaを使う

金曜日に,調布というところに出張に行った時のこと。

うちんくの電車の最寄り駅は,K急K里浜なので,そこまでぼとぼと歩いていった。
駅に着くと,切符売り場で「はた」と困った。
あれ?「調布」なんて駅名は,無い。
切符売り場の料金表みたいなのに,「調布」は載ってないのである。
駅員さんに「調布までいくら?」と聞くと,
「うーん,乗り換えのやり方でいろいろあるから,分かりませんねえ」
…。

ちょうどそこに,一緒に出張に行く上司が通りかかったので,
「あのー,切符どこまで買ったらいいんでしょう?」
「そうだねえ。とりあえず新宿まで,買えば良いんだ。」
で,新宿までの切符を買う。

その後のことは省略するけど,とりあえず調布の出張は,滞りなく終わった。
けど,この時によく分かったのは,
「いちいち,切符を買っててはダメだ!」
ということ。
みんな,なんか知らんけど,カード的なものを自動改札機にかざして,すーっと通り過ぎていっている。
そうだ,あのカードを手に入れなくてはダメだ。

いろいろ調べると,あのカードは「Pasmo(パスモ)」とか「Suica(スイカ)」とからしい。
どうやら,駅で500円の保証金を払うと,「Suica」は手にはいるらしい。
もっといろいろ調べると,なんと,私の携帯が「モバイルSuica」の機能を持っているらしい。
なんか知らんけど,クレジットカードと連動して,オートチャージみたいなもんも,可能らしい。

都会は,油断がならない。
携帯電話は「電話」かと思っていたら,何と「切符」だったのだ。
あまつさえ「金」の機能も,持っているらしい。
恐るべし,携帯電話。都会。

善は急げ。
PCでいろいろ検索して,わしの携帯を「モバイルSuica化」する方法を調べる。
「なになに,アプリを使うんか。アプリっちゅうのは,子どもがパケット通信料を使いたおして,親が破産寸前になる,あの恐ろしい「アプリ」のことか?こんなもん使うて,いけるんか?」
などと,恐ろしい想像をしながら,アプリを導入する。

さっそく,駅に行って,モバイルSuicaの威力を試してみる。
自動改札機の前で,どきどきする。
「悪いことをするんではない。これから堂々と,Suicaを使って電車に乗るのだ。」
とか考えながら,Suica=携帯電話を改札機にtouchする。

「パキーン」か「ピコーン」か忘れたけどとにかく改札の扉が開き,切符を買っていないにもかかわらず入場できてしまう。
電車に乗る。
「ひょっとすると,着いた駅でお巡りさんが待っていて,別室に連れて行かれて「君,はじめてぢゃないだろう?」なんて,取り調べられたりしないだろうか?」
との疑念がよぎる。
手のひらに,汗がにじむ。
犯罪者になった気分。
うー。

で,Y浜駅に到着。
自動改札機に再び携帯=Suicaをtouch。
何事もなく,お巡りさんも出現せず,めでたく改札を通過する。

これが,私のモバイルSuicaの初体験であった。
とても便利です。Suica。
これで,調布にも切符を買わずに,行けるのだ。
ははは。

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by tensuinoko