2009年9月30日水曜日

行動は増やしたり減らしたりできない…!?

このタイトルは、自己矛盾だ。

でも、そう簡単に行動は増やしたり減らしたりできない。ことが多い。
最近、よくそう思う。

徳島にいる時は、環境が一定で「明日のこと」や「1週間先」のことが十分予測できることがほとんどだった。
K浜に来て半年。
この間、上司に、
「もう、慣れましたか?」と尋ねられて、
「えー、あー、うー…はい?
と、変な答え方をして笑わてしまった。

すぐに答えられなかったのは、
「えー、あー、うー…」
と言っている一瞬の間に、
「“慣れる”というのは、具体的にどういう状況を表す言葉なんだろう??」
という抽象具体分析をやっていたからだ。
もちろん、そんな一瞬で答えが見つかるはずもなく、
さすがに「いいえ」と答えるのは、ソーシャルスキル的に不正解であることぐらい私にも分かるので、
はい?
みたいな返事になった次第。

話がそれた。
とにかく、K浜の生活では「予測が立たない」ことが多いし、ルーチンで処理できずいちいち「真剣に考える」ことを要求される。(あ゛。これが「慣れてない」状態なのね。orz)
で、タイトルに戻るのだが、
「やっぱ、落ち着いて生活できんと、行動増減の操作どころではありまへん」
というのが実感。

保育士さんや小学校の先生たちの教育相談では、
「この子の、これと、これと、アレと、この行動を減らして欲しいんです!!です!!です!!」みたいな依頼を受けることが多いけど、
「そりゃ、無理でしょ」
と、思ってしまうことが多い。
大概、対象の子は家庭でも学校でも生活がむちゃくちゃで、何をやっても叱られてばっかりだったりする。
「やっぱ、落ち着いて生活できんと、行動増減の操作どころでありまへんがな」
ワシと一緒じゃ!!

だが、しかし、
「まず、生活を安定させましょう」
なんてアドバイスしても、
「はあ?(何言うとんじゃ、こいつ)」
と、つれない返事。
もうちょっと具体的に、
「ほめる回数を増やしましょう」
というと、
「ほめるところは、ありません!」
と言い切られる始末。

ま、極端な例ですが、ありがちなパターン。
子どもは、アリ地獄に落ちたようなもんですな。

ふと、気がついたら、
愚痴ばっかり書いている。
いかん。
バイオリンでも弾いて、気晴らししよっと。

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by tensuinoko