金曜日に,調布というところに出張に行った時のこと。
うちんくの電車の最寄り駅は,K急K里浜なので,そこまでぼとぼと歩いていった。
駅に着くと,切符売り場で「はた」と困った。
あれ?「調布」なんて駅名は,無い。
切符売り場の料金表みたいなのに,「調布」は載ってないのである。
駅員さんに「調布までいくら?」と聞くと,
「うーん,乗り換えのやり方でいろいろあるから,分かりませんねえ」
…。
ちょうどそこに,一緒に出張に行く上司が通りかかったので,
「あのー,切符どこまで買ったらいいんでしょう?」
「そうだねえ。とりあえず新宿まで,買えば良いんだ。」
で,新宿までの切符を買う。
その後のことは省略するけど,とりあえず調布の出張は,滞りなく終わった。
けど,この時によく分かったのは,
「いちいち,切符を買っててはダメだ!」
ということ。
みんな,なんか知らんけど,カード的なものを自動改札機にかざして,すーっと通り過ぎていっている。
そうだ,あのカードを手に入れなくてはダメだ。
いろいろ調べると,あのカードは「Pasmo(パスモ)」とか「Suica(スイカ)」とからしい。どうやら,駅で500円の保証金を払うと,「Suica」は手にはいるらしい。
もっといろいろ調べると,なんと,私の携帯が「モバイルSuica」の機能を持っているらしい。
なんか知らんけど,クレジットカードと連動して,オートチャージみたいなもんも,可能らしい。
都会は,油断がならない。
携帯電話は「電話」かと思っていたら,何と「切符」だったのだ。
あまつさえ「金」の機能も,持っているらしい。
恐るべし,携帯電話。都会。
善は急げ。
PCでいろいろ検索して,わしの携帯を「モバイルSuica化」する方法を調べる。
「なになに,アプリを使うんか。アプリっちゅうのは,子どもがパケット通信料を使いたおして,親が破産寸前になる,あの恐ろしい「アプリ」のことか?こんなもん使うて,いけるんか?」
などと,恐ろしい想像をしながら,アプリを導入する。
さっそく,駅に行って,モバイルSuicaの威力を試してみる。
自動改札機の前で,どきどきする。
「悪いことをするんではない。これから堂々と,Suicaを使って電車に乗るのだ。」
とか考えながら,Suica=携帯電話を改札機にtouchする。
「パキーン」か「ピコーン」か忘れたけどとにかく改札の扉が開き,切符を買っていないにもかかわらず入場できてしまう。
電車に乗る。
「ひょっとすると,着いた駅でお巡りさんが待っていて,別室に連れて行かれて「君,はじめてぢゃないだろう?」なんて,取り調べられたりしないだろうか?」
との疑念がよぎる。
手のひらに,汗がにじむ。
犯罪者になった気分。
うー。
で,Y浜駅に到着。
自動改札機に再び携帯=Suicaをtouch。
何事もなく,お巡りさんも出現せず,めでたく改札を通過する。
これが,私のモバイルSuicaの初体験であった。
とても便利です。Suica。
これで,調布にも切符を買わずに,行けるのだ。
ははは。
2009年4月19日日曜日
モバイルSuicaを使う
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